理事長の引き出し


バックナンバー
| 1. 最高の親孝行 | 2. 無限の素人 | 3. 不安定さの中の安定 | 4. 継続あっての支援 |
| 5. オーケストラの指揮者 | 6. 行蔵は我に存す | 7. 人の力に依りてこそ | 8. 堀之内とスポーツ |
| 9. 「前へ」~ラグビー魂~ | 10. 働く人を目指して | 11. スポーツと歌 | 12. 理不尽と納得 |
| 13. 自己責任と矜持 | 14. 流水不争先 | 15. 夢と「勘違い」 | 16. 心地よい「勘違い」 |
| 17. 幸せな「勘違い」 | 18. 船長の責任放棄 | 19. 権利と信頼関係 | 20. 安易な判断 |
| 21. 決断と男節 | 22. 趣味と仕事 | 23. 原点回帰の底力 | 24. クイの無い判断 |
| 25. 野球とラグビー |26. サッカーとラグビー |


平成28年8月15日


 今年もお約束通り梅雨の時期がやってきた。梅雨は天の恵みではあるけれど、人の気持ちを忖度して斟酌することは無いようだ。何もこの時期に九州や熊本に集中させて恵みを降り撒かなくてもよいだろう。恵みであっても有難迷惑、天を呪いたくなる。

 そんな時、英国のEU残留か離脱を問う国民投票があった。結果は御存知の通り離脱を国民は選択した。離脱派優勢の中、残留派の女性議員が殺害され、流れは残留派というのが一般的な認識であった為、反動は大きくなったと思う。そんな中で勝手に離脱派優勢を唱えていたのだが、その根拠は島国人の身勝手さと意地である。

 先の大戦で英国は、ヒトラーに征服された欧州に屈することなく一国で抵抗を続けジョンブル魂を見せつけた。同じ島国の日本も世界を相手に最後まで一国で戦い続けた。その是非は別として英国も日本も島国で偏狭な島国根性を持っており、外からの圧力や移民が嫌いなのである。そして内と外を明確に区別・差別して自分達のアイデンティティーを守ろうとする。その上、それを守るためには少々の苦痛やデメリットを受け入れそれを乗りきろうとする意地を持っていると思われる。だからこそ大英帝国の地位を失ってもジョンブル魂は生きているし、戦後の日本の復興もあると思う。次に勝てば宜しいのだ。

 人の判断ということを考える中で最近分ってきたことは、人が判断して行動するとき、その基準になっているものは、理屈や正論が基本となっている理性からではなく、好嫌、恐怖、不安といった感情が主流な基準となっているということだ。今回の件も、政治家や財界人は英国人の感情を甘く見ていたのではないだろうか。戦前の日本人の感情を甘く見ていたように。

 これを書いている間に、陸上競技の五輪選考大会が行なわれていた。何と松山大学の高見澤さんが障害走の代表に内定した。本当におめでとう。四国は島国の中の島国ですから、リオに行かれましたら、島国ド根性を見せつけてやって下さい。

平成28年8月15日


 毎年あたり前に梅雨がやってくる。どれほど嫌いで憎んでいても仕方がない。適当に付き合いながら現実を受け入れていくしかない。雨は嫌い、でも降ってくれないと断水になる。我がままか、身勝手か、感情と現実に折り合いをつけるのはいつも難しい。

 都民の感情に対して嘘を交えながら一生懸命言い訳をし、法的な解決での合法を主張する姿勢はみごとな程完璧な阿呆である。その見苦しさ、女々しさ、潔くない恰好悪さが本人のみ理解できないのだろうか。選挙で主権者に選ばれて知事になった事を忘れているのか、勝手に殿様になったと勘違いしているのか。心根と思考回路が貧しい人である。首都であれ地方であれ、町内会長の親玉として住民の幸せな生活を支援する立場の人間が自己都合の理屈でもって自分の満足を追求したことを疑われているにもかかわらず、その職を続けたいと言う。悲しすぎる。

 「貧しい人とは何も無い人ではなく無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」これはウルグアイ第40代大統領ムヒカ氏の言葉である。彼は世界で最も貧しい大統領として知られているが、都知事はしばらくムヒカ氏に修業をお願いして、貧しくなくなってから再起して頂きたい。彼は公邸に住まず、自身の農場で生活し別荘も持っていない。公用車は30年前の普通車、収入の9割を寄付し、生活費は約10万円。スウィートルームに泊まらないと恥しいとは思わないし、公金をセコク使う事など逆に恥しいと普通の恥の概念をお持ちだと思う。

 知事がリッパな公用車ではなく、軽四で公務を行っていたなら、どれほどの都民がカッコイイ知事だと思ったことだろう。なぜなら誰も公用車の必要性なんか認めてないのが庶民感情ですから。その感性の貧しい人が政治家になってはいけないと思う。しょせん、お金にルーズな人間はどこまでいっても仕事もルーズで、たいした仕事はできていないのが現実ですから。