智慧第一の舎利弗 |
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空を説いた有名な般若心経で「舎利子」と出てくる方です。アッシジというお釈迦さまの弟子の姿があまり端正なので、サンジャヤという自分の師のもとから、幼なじみの目連をはじめ250人の弟子とともにお釈迦さまの弟子になりました。二人はお釈迦さまの両腕として生涯補佐されましたが、二人とも入滅一年前に他界し、「舎利弗も目連も逝った、私は淋しくてならぬ」といわしめた二人です。 |
神通第一の目犍連 |
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神通力を持っていたゆえに、地獄に亡き母の姿を見て驚き、お釈迦さまに教わった追善供養がお盆の始まりです。最後は、暴徒から体を張ってお釈迦さまを守って亡くなったと伝えられています。 |
頭陀第一の摩訶迦葉 |
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頭陀(清貧)を保って一番で、お釈迦さまの後継者として教団を率いました。彼の帰るまで火葬の火がつかなかったほど、信頼されていました。 |
天眼第一の阿那律 |
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いとこで、居眠りを恥じ、不眠の行で失明したかわりに、何でも見抜く力を得ました。 |
解空第一の須菩提 |
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空の理解の第一人者です。 |
説法第一の富楼那 |
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60の方言を駆使して説法されました。 |
論議第一の迦旃延 |
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「過ぎ去るを追わず、来たらざるを願わず」という一夜賢者の偈の解説で有名です。 |
持律第一の優波離 |
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理髪業からの出家で、マンダやアナリツの侍者で彼らの出家の手伝いをしました。 |
密行第一の羅睺羅 |
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お釈迦さまのこどもです。規範をよく守りました。のちには母や御釈迦さまの養母まで出家されました。 |
多聞第一の阿難陀 |
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いとこで生涯お側にあって、お釈迦さまの説法を一番多く聞かれましたが、そのゆえなかなか悟りに至らず、死後に悟られたそうです。お経の編纂では彼が、間違いなくお釈迦さまのお話だったことを証明しました。 |