元旦に娘の合格祈願のため、護摩を焚いていただいたものです。おかげさまで無事高校に合格しました。その過程で不思議なことがありましたのでご報告します。
元旦の護摩の後にいただいたお札は床の間に置き、時折手を合わせておりました。娘は本命の県立A高校と、あとすべり止めで私立高校Sを受験しました。Sは仏教系の高校で法然の教えを基本方針の中に盛り込んでいます。学校を見学したときの印象も非常に良く、親としてはこの学校に進ませるのも悪くないと考えていたのですが、なにせ私立は授業料が高く、娘には同レベルの県立高校を勧めました。受験結果が届いてみると私立S高校は合格しましたが、県立Aは不合格でした。競争率は1.2倍弱と決して高くはなく、業者模擬試験の結果、塾の先生の評価ともに十分合格ラインに入っているというものでした。学校の担任にも大丈夫だろうと言われていただけに、結果が届いたときは、娘も私たち親も落胆というより「なぜ、どうして」という思いでいっぱいになりました。その後、娘は私立S高校へ出かけて行き、クラス分けのための学力診断テストを受けました。その夜、私はあえて娘に試験結果を尋ねることをせず、その話題に触れないようにしておりました。そこへ突如S高校の受験担当者から電話が入り「お嬢様は学力が高く、一ランク上のコースでも十分にやっていけると私どもは判断しました。当初はランク下での合格でしたが、一ランク上のクラスの合格ということに変更させていただくことも可能です」とのことでした。聞いてみるとクラスの人数あわせのためでは決してないとのこと。娘とともに一晩考え、この提案に乗ることにしました。そのため結果的には、県立A高校と同等、あるいはそれ以上の学力環境に編入できたことになります。しかも仏の教えに基づいた学校の。
この一連の流れを単なる偶然として見ることは簡単です。しかし当事者である私たちには確かな仏の導きを感じないわけにはいきませんでした。今後は娘が学校に遅刻して、正座をさせられ、般若心経を読まされることがないようにと願っています。ありがとうございました。
合 掌
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